メディケアコラム

話題の病気 ~女性の悩みを中心に~

 女性に多い悩みは,男女を問わず,話題が尽きない悩みであることが多いのです。今回は,チェックしておきたい疾病を2点,ご紹介しましょう。

まずは,「貧血」です。
 これはやはり圧倒的に,女性のお悩みのひとつとして多く挙げられます。しかし,女性ばかりではありません。食事が不規則な男性にも多いのです。
 貧血とは,血中ヘモグロビン濃度が低下した状態です。ヘモグロビンは加齢とともに減る傾向があるので,高齢者貧血も多いのです。貧血のなかでも最も多いのは,鉄欠乏性貧血なのです。鉄は吸収率が大変低く,さらに女性は生理や子宮疾患,妊娠,出産によって,鉄は不足しがちになってしまいます。この鉄分をいかに上手に摂取するかが課題になってきますね。

次に,「骨粗しょう症」です。
 こちらも,高齢女性を中心としてお悩みが多いです。しかし,高齢女性に限った話ではありません。若いかたでも男性でも,侮れないのです。あなたは骨密度測定を受けたことがありますか? その結果に「骨年齢」などという名前を見かけ,愕然としたかたも多いのではないのでしょうか。それほどメジャーな疾病なのです。
 骨粗しょう症とは,加齢,栄養の偏り,運動不足,喫煙などの積み重ねが原因であるとされています。症状としては,骨がスカスカになり,わずかな衝撃でも骨折しやすくなります。こうした骨折から要介護状態になる高齢者は意外と多いものです。一般的な原因は加齢や閉経による女性ホルモンの低下と,それに伴う骨密度の減少です。特に女性は,若いうちからカルシウム摂取,運動の習慣をつけておきましょう。カルシウム摂取に際しては,ビタミンDを一緒に摂ると,より効率的に吸収されるのでお勧めですよ。
 もう1点,注意が必要となってくるものがあります。それは,「脆弱性骨折」です。骨粗しょう症で骨が脆くなると,考えられないような軽い衝撃でも骨折することがあります。見かけたことのあるかたも多いでしょう。これが,脆弱性骨折です。骨折してからでは遅いので,特に女性は早め早めの対策が必要になってきます。
 骨粗しょう症の診断項目はレントゲン検査と骨密度測定で,正常基準値は,レントゲン検査では「正常」,骨密度測定は「基準の80%以上」です。ですので,正常範囲外のレントゲン検査結果,および,基準の70%未満で骨粗しょう症と判断されます。

 メディケアでは,女性特有のお悩みを抱えたかたに対しての栄養指導や食事コントロール,カウンセリングなどを行なっております。健康になり,しかも,ダイエットが成功するという不思議なお話しをきいてみたいというかたは,ぜひ初回無料カウンセリングにお気軽にお越しください。スタッフ一同,心よりお待ち申し上げております。

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