メディケアコラム

体質の改善でストレスともうまく付き合える

  これまで2000人以上の方のご相談に応じてきましたが、多くの皆さんがストレスを
抱えています。「ストレス」こそが、体重を増加させる一番の原因であることは、間違い
ないと確信しています。
 人は生きている以上、誰でもストレスがなくなることはないでしょう。ストレスとどう
付き合うか、あるいは、ときにはどう打ち勝つかが大切です。
 一人一人の人間が違うように、本能も千差万別です。
 その人だけが持つ個性というものがあります。本能が活性化することにより、眠ってい
た個性(本能)が目覚め、本来、誰もが持っているこの人ならではの魅力が最大限に発揮
されてこそ、この世に生まれてきた自分自身の存在感を十分に味わえるのです。
 本能が目覚めた瞬間は、薄暗いトンネルから抜け出たように、晴れ晴れとした状態にな
れます。新しい人生の始まりです。
 肥満の相談に来られる方の中には、「自分が嫌い」「死んでしまいたい」と訴えるうつ状
態の方も多くいらっしゃいます。その方々にはこんな質問を投げかけます。
 もし、今、ここに包丁を持った強盗が入ってきたら「ちょうどよかった。今、死のうと
思っていたところです。どうぞよろしくお願いします」と言えますか? とっさに逃げる
のが普通じゃないでしょうか。
 死のうと思って崖に立ったとき、大きな地震がきたらどうしますか? とっさに身を低
くして頭を守ろうとしませんか。
 いずれも本能が目覚めた瞬間です。
 とっさの行動や、瞬間的に生きようとする力が、本能に従った状態であり、本来人間が
持っている「生きようとする力」=本能なのです。
 こうしたうつ状態だった方々も、体質改善に成功すると、本能が活性化し、ありのまま
の自分自身を受け入れて、自分を好きになり、自信が持てるようになります。
 結果、自然とうつ状態が解消されることもよくあります。
 食事療法によって体質を改善して、本能が活性化すると、ストレスともうまく付き合え
るようになり、肉体的にも精神的にも健康になるということなのでしょう。


※この記事は、メディケアダイエット代表岡田眞の著書「太らない体質は食事がつくる」
 (2014年)をWebにて転載したものです。

過去の記事

全て見る