メディケアコラム
「ストレスとダイエットの関係」
当院では、肥満の大きな要因としてストレスを上位に上げさせて頂いております。【ストレス太り】という言葉もよく耳にされることも多いかと思いますが、では具体的にどのようにストレスがダイエットの妨げになっているのでしょうか?
① ストレスと基礎代謝
「血流の悪化」
ストレスを受けると、交感神経が刺激され血管が収縮してしまいます。そのため、血流の悪化を招き、全身に必要な栄養素や新鮮な酸素を届けることができなくなり、様々な臓器に影響を与えます。
これにより、基礎代謝が低下してしまいます。
② ストレスとホルモン
「コルチゾール」
ストレスを感じるとコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。このホルモンが分泌されるとインスリンが多く分泌されるようになります。インスリンは、血液中の中性脂肪を細胞に取り込む働きがあり、必要以上に分泌されると体脂肪を増やす原因になります。
③ ストレスと過食
「セロトニン」
②のストレスホルモンは、セロトニン(またの名は「幸せホルモン」)というホルモンを減少させる働きがあります。
セロトニンが多く分泌されることにより、食欲の抑制作用や幸福感などを感じることができるので、これが減少すると食欲増加に繋がります。
また、セロトニンの減少により他の事で幸福感を感じられないような場合も、唯一食べる事だけで幸福感を得られる状態になる為、過食の原因になります。
④ ストレスと便秘
「自律神経」
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類あり、大腸の蠕動(ぜんどう)運動をコントロールしているのは副交感神経です。
ストレスは、交感神経を優位にし、副交感神経の働きを低下させるので、大腸の働きが鈍り、便通が悪くなります。
腸に便がたまると、消化吸収のスピードが落ち、長く腸に食べ物が滞在する分、カロリーを多く吸収してしまうこともあります。
また、内臓の動きが鈍ることで当然基礎代謝も下がり、肥満に繋がります。
いかがでしたか?
ストレスはダイエットしたい方にとっては決して無視してはならない要注意事項だということがおわかりいただけましたでしょうか。
栄養や運動のみならず、生活習慣全般に目をやり、自分のストレスレベルに今一度注目してみるのもよいのではないでしょうか。
メディケアダイエットでは、一人一人に寄り添った、その方にぴったりのダイエット法を探すお手伝いをさせていただきます。まずは、初回無料カウンセリングのご予約をお待ちしております。