メディケアコラム
女性ホルモンとダイエット
女性ホルモンが一生涯で分泌される総量は、スプーン1杯分とも言われているほど少量ですが、その体に及ぼす影響というのは絶大です。
閉経前後に女性を襲う更年期障害(ホットフラッシュなど)がまさにそれです。
女性ホルモンは2種類あります。
エストロゲン(卵巣ホルモン)
バストが膨らんだり、ヒップに丸みが出たり、自律神経や感情・脳の働きを整えます
プロゲステロン(黄体ホルモン)
子宮の働きを整え、妊娠しやすい状態にしたり、乳腺を発達させます
分泌量が多いと、感情が不安定になったり、肌荒れや便秘を招きます
排卵前にエストロゲン、排卵後にプロゲステロンが分泌されます。
<エストロゲン>
このエストロゲンは脂肪代謝を良くして、内臓脂肪を減少させる働きがあるので減少すると、肥満に繋がりやすくなります。
また、満腹中枢を刺激して、食欲を抑えるレプチンという満腹ホルモンの分泌を調整する働きがあります。レプチンは食べ過ぎを防止してくれる痩せるホルモンとも言われています。
<プロゲステロン>
プロゲステロンは、妊娠に備えて、水分や脂肪を溜めむ働きがあるので、分泌が増加するとむくみや体重の増加に繋がります。また、大腸の蠕動運動が低下する為、便秘にもなりやすくなります。
このホルモンの分泌中は、心身ともに疲れやすくなるので、ダイエット効果もダウンします。
<更年期>
更年期は、この2つのホルモンが両方とも減少することで、身体が混乱し、自律神経も乱れるので要注意です。
<ホルモンバランスを整える方法>
上記のようにホルモンは分泌量のバランスがとても大切。
30歳を超えた辺りからは、年齢を追うごとに分泌量は減っていきますので、女性でしたら意識した生活でより快適に暮らせますし、肥満の予防にも繋がります。
1. 質の良い睡眠をとる
バランス良いホルモンの分泌には質の良い睡眠がとても重要です。
働き過ぎで疲労が溜まった日には、早めにお布団に入ることをおすすめします。
2. 大豆食品を摂る
納豆・豆腐・枝豆・きなこ・豆乳などの大豆製品には、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれています。
3.ビタミンEを摂る(アーモンドやナッツ類、たらこ、うなぎなど)
4.良質の油を摂る(EPA,DHAなど)
いわし・さんま・さばなどの青魚、オリーブオイル、えごま油、亜麻仁油
5.インスタント食品は控える
化学調味料を多分に用いたインスタント食品は体内のミネラルを奪い、成長ホルモンの分泌を妨げます。
6.身体を温める
体が冷えると、自律神経に支障をきたし、自律神経と相互作用のあるホルモンバランスを崩します。
いかがでしたか?
メディケアダイエットでは、一人一人に寄り添ったその方にぴったりのダイエット法を探すお手伝いをさせていただきます。
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