メディケアコラム

腸活シリーズ第5弾! ヨーグルトに迫る

 
   今回は、腸内細菌の中でも「乳酸菌」をピックアップしたいと思います。乳酸菌といえば、ヨーグルトが真っ先に浮かぶかたが多いのではないでしょうか。
 しかし、ひとくちに乳酸菌といっても、その種類は属・種・株とそれぞれの持つ性質により細かく分類されています。効果も種類によってそれぞれ異なるという特徴があります。
 
 過日、メディケアスタッフから、「A社からD社のヨーグルトに変えたらお通じが毎日になった」という報告がありました。これは、人間の腸内環境はひとりひとり違うので、摂取した菌によって反応が異なるためだと考えられます。
 
そこで…
1.比較表を作ってみました。
  効能 カロリー
A ブルガリア菌2038株
サーモフィラス菌1131菌
便秘改善 整腸 美肌
腸管バリア機能を高める
62kcal/100g
 
B OLL1073R-1 免疫力改善 
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化
89kcal/1
C ガセリ菌SP株
ビフィズス菌SP株
免疫力改善
内臓脂肪の低減効果
63kcal/100g
D クレモリス菌FC株
 
免疫細胞を活性化させる
整腸 美肌 
血糖値の上昇を緩和する効果
66kcal/100g
 
 免疫力に関しては多くの製品がカバーしていますが、菌によって効能が違うことが分かります。よって、目的に応じてヨーグルトを選択すればより効率よく腸活が行なえると考えられます。
 
2.ヨーグルト摂取の注意点
  • 日本人は欧米人に比較して、乳製品に含まれる乳糖の分解ができないかたが多くいます。ヨーグルトは醗酵しているから大丈夫という意見もありますが、中にはそれでも下痢を起こすかたがいらっしゃいますので、摂取後の体の変化をよく観察してみましょう。
  • 健康に良いとはいえ、ヨーグルトにも、もちろんカロリーがあります。中には砂糖や甘味料が含まれ、高カロリーのものも多いので、購入の際には原材料をチェックすることが必要です。また言うまでもなく、はちみつやジャムなど足したり、食べ過ぎたりすればカロリーオーバーになります。
 
 昨今、スーパーには本当に沢山の種類のヨーグルトが溢れています。その中から自分にあったものを探すときは、「自分の腸内環境に合っているかどうか」を基準にしましょう。そのためには、同じヨーグルトを100gから300g、1週間から2週間続けて摂取してから判断するのが良いでしょう。
 
  腸活についてより詳しく学びたいかたは、お気軽に初回無料カウンセリングにお越しください。
 

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