メディケアコラム
注目を集める栄養素~コエンザイムQ
先ほど、活性酸素によって体が酸化する(サビる)という話をしましたが、これに対して、抗酸化作用のある物質が注目を集めています。
その一つに、コエンザイムQ10があります。
体の調子を整えるためには欠かせないビタミン類。現在、13種類のビタミンがありますが、この他にもビタミンと同じような働きをする物質があります。
ビタミンとの違いは、不足していることから起こる欠乏症がなく、体内でも合成できること。このため、ビタミンではなく、「ビタミン様物質」と分類されています。
その中で、脂溶性のビタミン様物質で、動物に含まれているのがコエンザイムQ10なのです。
強い抗酸化作用を持っていて、細胞膜が酸化するのを防ぐ働きがあります。また、ビタミンCとビタミンEを再生させる力も持っています。
ビタミンCは水溶性、ビタミンEは脂溶性の違いはありますが、共に抗酸化作用があります。
ビタミンEは、そのものが酸化されながら、脂肪酸の酸化を防ぐ作用があります。また、ビタミンCは、ビタミンEを酸化されていない状態に戻す作用があるので、2つを一緒に摂ると、効果が大きくなるといわれています。
このコエンザイムQ10は、そんな抗酸化作用のあるビタミンを強力にサポートする物質ですから、頼もしい限りです。
体の中でもつくられている物質ですが、年齢が上がるにつれて、つくられる量が減少していきます。もっとも多い時期が20代ですが、30~40代には30%も減少してしまいます。
そこで、不足している分を補うためのサプリメントも人気を集めているようです。
免疫細胞を活発にしたり、白血球の働きを促すといった作用もあるので、食事との組み合わせで補っていきたい栄養素の一つです。
含まれている食品には、かつお、まぐろ、牛肉や豚肉、レバーなどがあります。
コエンザイムQ10が不足してくると、どういうことが起こるのでしょうか。
炭水化物やたんぱく質からの栄養をエネルギーに換える代謝の作用が弱まると、疲れやすく、また太りやすくなります。また、細胞が衰えて肌ツヤが悪くなったり、免疫力が低下して病気になりやすくなります。
酸化が進む、すなわち、老化が進んだ状態になってしまうということなのです。
細胞を若々しく保つことは、美しくいたいという美容面にも効果的ですし、体のすべての細胞を健康に保つことで、元気に活動を続けることができるはずです。
アンチエイジングのために、上手に取り入れるとよいのではないでしょうか。
※この記事は、メディケアダイエット代表岡田眞の著書「太らない体質は食事がつくる」
(2014年)をWebにて転載したものです。
その一つに、コエンザイムQ10があります。
体の調子を整えるためには欠かせないビタミン類。現在、13種類のビタミンがありますが、この他にもビタミンと同じような働きをする物質があります。
ビタミンとの違いは、不足していることから起こる欠乏症がなく、体内でも合成できること。このため、ビタミンではなく、「ビタミン様物質」と分類されています。
その中で、脂溶性のビタミン様物質で、動物に含まれているのがコエンザイムQ10なのです。
強い抗酸化作用を持っていて、細胞膜が酸化するのを防ぐ働きがあります。また、ビタミンCとビタミンEを再生させる力も持っています。
ビタミンCは水溶性、ビタミンEは脂溶性の違いはありますが、共に抗酸化作用があります。
ビタミンEは、そのものが酸化されながら、脂肪酸の酸化を防ぐ作用があります。また、ビタミンCは、ビタミンEを酸化されていない状態に戻す作用があるので、2つを一緒に摂ると、効果が大きくなるといわれています。
このコエンザイムQ10は、そんな抗酸化作用のあるビタミンを強力にサポートする物質ですから、頼もしい限りです。
体の中でもつくられている物質ですが、年齢が上がるにつれて、つくられる量が減少していきます。もっとも多い時期が20代ですが、30~40代には30%も減少してしまいます。
そこで、不足している分を補うためのサプリメントも人気を集めているようです。
免疫細胞を活発にしたり、白血球の働きを促すといった作用もあるので、食事との組み合わせで補っていきたい栄養素の一つです。
含まれている食品には、かつお、まぐろ、牛肉や豚肉、レバーなどがあります。
コエンザイムQ10が不足してくると、どういうことが起こるのでしょうか。
炭水化物やたんぱく質からの栄養をエネルギーに換える代謝の作用が弱まると、疲れやすく、また太りやすくなります。また、細胞が衰えて肌ツヤが悪くなったり、免疫力が低下して病気になりやすくなります。
酸化が進む、すなわち、老化が進んだ状態になってしまうということなのです。
細胞を若々しく保つことは、美しくいたいという美容面にも効果的ですし、体のすべての細胞を健康に保つことで、元気に活動を続けることができるはずです。
アンチエイジングのために、上手に取り入れるとよいのではないでしょうか。
※この記事は、メディケアダイエット代表岡田眞の著書「太らない体質は食事がつくる」
(2014年)をWebにて転載したものです。