肥満外来・ダイエットクリニックならガマン・頑張り不要なダイエット・東京のメディケアダイエット

　「私でも体重を減らせますか」
　私どものところに相談にいらっしゃる方の多くが口にされる質問です。
　なるほど、ダイエットに挑戦してきた方なら、多くの方が持つ疑問であり、不安かもし
れません。私の答えはこうです。
　体重を減らすこと自体は極めて簡単なことです。極端な話、１週間断食をすれば、たい
ていの人は、少なくとも３～４キロは体重を減らせます。断食は難しいかもしれませんが、
確実に体重は減ります。
　ですが、一時的に体重を下げてもダイエットした意味はありません。
大切なのは、「減った体重をどう維持するか」です。皆さんの多くがそう思っていると
思います。「減った体重をリバウンドさせずに、ずっとキープしたい」と。
　では、どうすれば、減った体重を維持できるのでしょうか。答えは簡単であり、皆さん
の中にあります。つまり、
　「健康や美に対するモチベーションを生涯持ち続けること」です。
　それができれば、やせたままでいられますし、好きなものを好きなだけ食べても体重を
維持できます。それができて初めて、「真にダイエットに成功した」といえるのです。
　「真にダイエットに成功すること＝素晴らしい人生が保証された」と言っても過言では
ないでしょう。私どもでは、そのモチベーションを持ち続けるための訓練を行っています。
　そして、私たちのもとへ相談にいらっしゃる方は、例外なく、カウンセリングを受ける
たびに若々しくきれいになっていきます。
　時間をかけて体重を落としていきますので、その分、どうしてもお金はかかります。で
すが、十分、それに見合ったものを手に入れて卒業されるのです。
　体重を減らすだけでなく、服装がおしゃれになり、表情が豊かになります。私たちも驚
くほどの本当の美（内面から輝く美しさ）を手に入れるのです。
　ただ単に、見た目が若返るだけでなく、心の底から若返っていくからすごいのです。
　ある女性は「横断歩道を渡るとき、信号が点滅していたら、前だったら渡るのをあきら
めていました。でも、今はダッシュ。渡っちゃうんです」と報告してくれました。フット
ワークが軽くなったのです。
　別のうつ傾向のあった40代の女性は、うつの症状がほとんど消えました。
　雰囲気も服装も若々しく明るくなり、ご主人から「お前だけきれいになってどうするん
だ」といわれたそうです。今は、ご主人の食事にも気を配り、ご夫婦でやせようと努力し
ているそうです。
　どの方も内面から輝くようにきれいになっていきます。
　やせたことによって、きれいになったこと、目標を達成できて自信がついたことが、内
面を輝かせているのでしょう。ダイエットで大切なのは、表面的な美しさに加えて、内面
から若々しく輝くことだと思います。なぜ、体質を改善するダイエットでそれが可能にな
るのかというと、脳が活性化するからです。
　本能を満たす（喜ばせる）ことで、意識との葛藤がなくなり、脳がいきいきと機能する
ようになります。驚くほど気持ちが前向きになります。
　私たちは本来脳を喜ばせるために生きている。
　ダイエットにかかわっているとこう思えてなりません。「本能が喜ぶこと」それは、我
慢をしないで、自分のしたいことをするということです。
　例えば、私たちは家族のために自分を犠牲にしがちです。
　「自分さえ我慢すれば家族は幸せになれる」と思っている女性がとても多いのです。こ
れでは、本能が抑えられてしまって、本当の自分の幸せはつかめません。
　また、自分を押し殺して、会社の犠牲になっている人もたくさんいます。
　そろそろ生き方を変えてみてはどうでしょう。
　幸せとは、本能を喜ばせることです。
　もっと素直に欲望のままに従ってもいいのではないでしょうか。もちろん、法律に触れ
てはいけませんが、「これをやってはいけない」「あれは今はできない」といった自分でつ
くった壁はそろそろ壊しませんか。
　自分が幸せになれば、自然に周りの人たちも幸せになっていきます。自分を実現する手
段の一つが、体質を改善しながら行うダイエットだと考えています。
　人生はただ一度、自分の殻に閉じこもっていてはもったいない。ただなんとなく生きて
いてはちょっと惜しい気がします。
　人生を豊かに生きるため、もっと幸せになるため、どうか、好きなことをやって本能を
喜ばせてあげてください。
　幸せを求め続ける限り、肥満からも解放されると私は確信しています。

※この記事は、メディケアダイエット代表岡田眞の著書「太らない体質は食事がつくる」
 （2014年）をWebにて転載したものです。