それでは、食事を考えるときに、何を基準にすればよいのでしょうか。私たちがふだん口にしている食材はすべて、4つのグループに分けることができます。
【食材の4つのグループ】
・第1群 牛乳、卵、チーズなどの乳製品
・第2群 肉や魚、大豆などのたんぱく質
・第3群 野菜や果物、イモ類、海藻やきのこ類
・第4群 ご飯やパン、麺類の糖質類、植物油や脂身(ラード)などの油脂類
この4つのグループからバランスよく食べていくようにすること。つまり「4群食事法」がもっともおすすめの食事法です。
4群食事法について詳しくはこちら↓
ダイエット飯はカロリーより栄養素!決め手は「4群点数法」
「食材から食事を考える」のは、少し面倒だと思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、意外に簡単です。
いわゆる定食メニューを思い浮かべてみてください。
旅館の朝ご飯、定食屋さんのランチなど、思いつくところで結構です。和食なら、ご飯にお味噌汁、焼き魚や生姜焼き、和え物。洋食なら、パンにスープ、ハムエッグ、フルーツあたりが浮かぶでしょうか。
つまり、主食として「糖質」、メインのおかずとなる「たんぱく質」、スープやサラダで「野菜」や「乳製品」というように、4つのグループの食材をまんべんなく食べるように心がけることが、健康的な食事のベースになっていくのです。
体重を減らすために、ある食品ばかりを食べたり、逆に何かを極端に制限するような食事は、体に負担がかかるだけでなく、気持ちの面でも追い込まれてしまいがちです。
シンプルですが、この「バランスよく食べて、健康に美しく」というのは、誰にとっても一生のテーマといえるかもしれません。だからこそ、一度きちんと身に付けて、習慣にしてほしいのです。
※この記事は、メディケアダイエット代表岡田眞の著書「太らない体質は食事がつくる」
(2014年)をWebにて転載したものです。