メディケアの患者さんや,無料カウンセリングを受けるかたのなかには,睡眠の質の悪さを訴えてくるかたが,意外と大勢いらっしゃいます。睡眠の質が悪いと,それだけで病気になってしまったり,目標とするダイエットが上手くいかなかったりする恐れがあります。そこで,今回は,睡眠障害のお話しをしましょう。
さて,睡眠障害とは,「眠れない」「目が覚めてしまう」「昼間に眠くてたまらない」などといった症状が挙げられます。
そもそも睡眠とは,意識消失が持続し,身体機能が全般的に低下した状態を指します。睡眠深度によって,睡眠段階を1(浅い眠り)~4(深い眠り)に分類します。入眠すると脳波はゆっくりとした大きな波が増えていき,睡眠段階3・4は徐派睡眠とも言います。この状態が60分くらい続いた後,速い眼球運動が現れるレム睡眠が出現します。この間,筋肉の緊張がほとんど無くなりますが,脳波は入眠時に近く,夢を見ます。レム睡眠は睡眠中に周期的に出現します。睡眠段階1~4はノンレム睡眠ともいいます。
さて,睡眠障害ともなる原因は,精神疾患や,身体疾患,物質によるものと,そのいずれにもよらない原発性のものがあります。ひとつずつ見ていきましょう。
1つめに,原発性の不眠症には,入眠困難や,間欠的な覚醒,早朝覚醒が含まれます。ストレスを受けたときに発症することが多く,その後は覚醒反応が負の条件づけによって維持されると考えられています。したがって,電車に乗っているときなど,眠ろうとしていないときには入眠できます。
2つめに,原発性の過眠症は,過剰な眠気をもよおして,長時間眠り続ける状態です。精神疾患のマニュアルであるDSM-Ⅳでは,眠気持続時間は8~12時間としています。朝は覚醒困難で,目覚めても疲労が回復しないことも多いのです。
3つめに,ナルコレプシーは,夜間は眠っていても,抵抗できない眠気のために,不適切な状況で短時間眠ってしまうことが毎日のように続く状態です。
4つめに,呼吸関連睡眠障害は,肥満などに起因する上気道の閉塞によって睡眠中に呼吸が停止したり,減少したりします。また,眠りが中断し,昼間に過剰な眠気を生じます。睡眠中には,大きないびきや短いあえぎと,静寂が交互に出現しますが,本人は気づいていないことが多いのが特徴です。このほかに,サーカディアンリズムと社会生活上の睡眠リズムとのずれによって生じる睡眠障害もあります。
以上4つの主な睡眠障害パターンを挙げましたが,思い当たるパターンはありましたでしょうか。上記以外にも,睡眠時の随伴症状には,悪夢障害,睡眠驚愕障害,睡眠時遊行症などがあります。
生活パターンの中でも,睡眠の質が原因でダイエットが上手くいかないとお悩みのかた,メディケアではこういったお悩みのお持ちの方々のために,常にカウンセリングを行なっております。お気軽に初回無料カウンセリングにお越しください。
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